平成17年桐生市議会第1回定例会 一般質問 ●平成16年3月22日(月曜日)

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観 光
渡良瀬川の観光資源とわたらせ渓谷鉄道の活用について
北関東高速道の開通に併せた観光戦略について
・近代化遺産の活用と登録文化財や指定文化財について
・産業観光について
・観光資源としての桐生の自然について
観光資源の調査について
公共交通
近隣都市とのバス事業の連携について
東武線について
教 育
自転車通学の実態調査について
 
 
渡良瀬川の観光資源とわたらせ渓谷鉄道の活用について
 
岡部信一郎
 午前中14番議員さんが梅田湖の観光ということでいろいろ質問なさいましたが、私も観光をテーマにやりたいなと思っています。観光、観光と言うのですが、観光というのは何かとまず考えてみますと、観光というのはいつも私たちの日常の生活圏から離れて異なった自然や文化、あるいは建築物や物産、お祭りなどに接するようなことと考えられるのではないかと思います。よく観光に行きたいというのは、行きたいところは自分の近くにないところ、異質なところ、おもしろいところというところではないかと思います。観光の観というのは見るという意味だと思いますが、そういったことから始まって、するですとか、参加するとか、食べるとか、乗るとか、学ぶ、そういったことをあらわしているのではないかと思います。つまり目的たるハード、物、行くもの、それから観光に来ていただく、迎える、ソフトといいますか、表裏一体となって観光地と言われるものは形成されているのではないかと思います。最近ではツーリズムといいますが、これは観光事業ということだと思いますが、桐生市は都市型観光、アーバンツーリズムには非常に適していると言われています。そのほかグリーンツーリズムですとか、例えばカルチャーツーリズムですとか、いろいろ桐生は観光、ツーリズムということについて可能性はたくさんあるまちだと思っています。
  まず、渡良瀬川の観光資源とわたらせ渓谷鐵道の活用についてということでありますが、わたらせ渓谷鐵道は沿線の方々にとっては足でありまして、特に車に乗れない人たちにとっては生活交通のかなめとなる交通手段であると思います。必要な人のために、これはまず残しておくべきだと思います。しかし、生活のための交通という視点だけでとらえていくと、経済的、経営的には人が少なくなったわけですから、成り立たなくなってしまうので、ほかの視点で必然性があって乗り物というのは乗るわけですから、ほかの必然性をつくっておかないと成り立たなくなるのではないかと思います。
  そういった中でわたらせ渓谷鐵道の価値ということと渡良瀬地域全体の価値ということから観光ということを考えてみたいと思います。わたらせ渓谷鐵道の維持ということから渡良瀬渓谷というものの価値、資源を生かすということを考えていかなくてはならないのではないかと思います。21世紀の大きな問題は、言うまでもなく環境問題がクローズアップ今でもされていますが、そういった中で渡良瀬川というのは午前中もちょっと水のことで御質問ありましたが、公害の恐らく第1号の原点の川だということであります。この渡良瀬川の価値は、日本が近代化をしていく過程の中で最も犠牲にしてきた裏返しです。その見本ではないかと思います。みんなが渡良瀬川を見ることによって、21世紀型の産業を考えたときに、あるいは環境の大切さを思ったときに、そういったことを感じるのではないかと思います。
  広島を見てみますと、広島というのは原爆が投下されたわけでありまして、そういったことから平和都市宣言を出しているわけであります。また、水俣を考えてみますと、水俣市は水俣病の公害を出したことから環境都市宣言を行っているということであります。渡良瀬地域は、まさに公害第1号の渡良瀬川、そういったことを考えると、地域全体が自然環境博物館、そういったことで共通の意識を持っていけば、非常に将来にわたって大切な地域全体の位置づけイコールこれが観光になるのではないかと思います。これは桐生市だけでやっていく、行っていくということはとてもできないと思いますので、地域が連携して例えば国に働きかけを行っていくとか、あるいは環境問題の教材として例えば県の教育委員会でいいのでしょうか、小中学生に足尾銅山に見学に来てもらうとか、そうすれば鉄道との連携もおのずと進んでくるわけであります。例えば黒保根村の小学校に首都圏の子供たちを呼ぶこともできるのではないかと思います。新たなニーズをつくっていくことによって、わたらせ渓谷鐵道も乗るための事を起こしていくといいますか、そういったことで乗る必然性が増えてくるのではないかと思います。
  過日桐生に住んでいる世界的にも有名なフライデザイナーの島崎憲司郎さんにお聞きしたのですが、ちょっと場所忘れてしまいましたが、アメリカの川があるのですが、それはフライフィッシングのメッカの川なのですが、地形的な面からすると、渡良瀬川というのは釣り、恐らくフライフィッシングではないかと思いますが、世界的にも非常に地形的にもおもしろい川であると言っていました。そういった意味で、釣り人を呼ぶという意味では非常に経済的な波及効果もあるんだということをおっしゃっていました。
  昨今釣り全体のニーズというのは、特に女性の釣りをする方が多く見込まれているわけでありまして、以前にも話しましたが、そういったことを受けて釣りのショップなんかも展開しているわけでありますが、女性が釣りに行くということは気軽に体験できて、なおかつ本格的というようなことを考えますと、渡良瀬川は非常に立地的にはいいものではないかと思います。それがさらに先ほどの公害環境ということでリンクできると、非常に相乗効果も上がるのではないかと思います。もちろん観光というのは環境と保全、この相入れないものの同種のバランスというものが非常に大事になってくると思いますが、こういった資源を結びつける努力というのも必要ではないかと思います。そういったことについて、渡良瀬川と沿岸の持つ観光宣伝力についての認識は当局はどのように考えているか、まずお伺いしたいと思います。
 
〇経済部長
 渡良瀬川の観光資源とわたらせ渓谷鐵道の活用について御答弁を申し上げますが、御高承のとおり渡良瀬川は足尾鉱毒という負の遺産としての歴史がありましたが、今ではアユ等の生息する釣りのメッカともなっており、またわたらせ渓谷鐵道は足尾銅山とともに発展した歴史と、また沿線には水沼駅温泉センター、利平茶屋森林公園、富弘美術館、草木湖、足尾銅山観光など既存の観光資源が数多くあり、鉄道事業者側としても利用客の増加を目指し、沿線観光案内やイベント案内等の情報提供に努めているところであります。本市といたしましても同路線は本市を起点とし、今後合併を予定します黒保根村を結ぶ重要な生活路線であるとも考えていますので、今後とも沿線自治体で組織する沿線協議会とも連携し、路線の存続と観光開発を積極的に進め、観光客の誘致促進に努めたいと考えています。
 
 北関東高速道の開通に併せた観光戦略について
 ・近代化遺産の活用と登録文化財や指定文化財について
 
岡部信一郎
 高速道路の開通に合わせた観光戦略についてでありますが、北関東高速道路の開通というのがもう目に見えて、もう一部開通していますが、高速道路というのは出かける、あるいは物流という面からは移動時間の短縮による利便性の向上や経済波及効果という利点があるわけでありますが、あと一つはストレートに通過されてしまうという、ただ道があるだけという、ほかに吸収されてしまうというような欠点もあるわけであります。特に観光という視点では、入り込み客の多少が観光で飯を食っているといいますか、市内産業への波及を左右しているわけであります。何も特徴ある観光戦略がなければ、高速道路の開通というのはただ持っていかれるだけとなってしまうと思います。そういったことで、市内のそういった関連の業者の方の中にも危機感を抱いている方も何人か私も話を聞きます。
・近代化遺産の活用と登録文化財や指定文化財について  
 岡部信一郎
 そういった中で、まず人をまちに入れるということを考えると、やはり桐生は一つ観光戦略の核になり得るのが近代化遺産の活用ではないかと思います。かつて文化庁の調査官の方が桐生を訪れ、まちづくりフォーラムの席上、日本の近代史を、近代化を支えたまちとして桐生を位置づけたらどうかというような提言がありました。当時の文化庁の建造物課の宮澤課長さんは、文化財拠点都市という構想を述べられました。桐生市を近代化遺産拠点都市というふうな例に挙げて、織物で栄えたまちであり、文化遺産を新しい目で発掘し、評価し、活用した新しい都市づくり、まちづくりを進めて、従来の都市計画を文化財の観点から見直して、都市計画の目玉にしたらどうかということを提案をしたわけであります。桐生市は専門家における客観的、そういった面の評価は高く、残された近代化遺産を活用することがまちの活性化に通ずるものであるということでありました。
  言うまでもなく平成4年の3月議会で近代化遺産拠点都市宣言を桐生市議会は議決をし、全国に先駆けて位置づけたのは御承知のとおりであります。先ほど渡良瀬川が公害の第1号、近代化をしていく過程の中で最も犠牲にしてきた見本である反面、最も恩恵にあずかり、近代化という過程の中で発展してきたのが桐生市ではないかと思います。市長さんは全近協の会長を務めていることからも、全国的にもこういった近代化遺産のまちということで桐生は認知されていると思います。
  そういった中でありますが、登録文化財がありますが、登録文化財というのは言うまでもなく、国によって定められた文化財登録制度によって文化財登録された建物で文化財を積極的に活用しながら文化財を緩やかに保存していこうという制度でありますが、桐生市には将来残しておきたい風景がたくさんあります。たとえ身近な建物であっても再びつくることのできない立派なもの、そういったものがたくさんあるわけです。こういったものを外観を余り変えずに内部を改装して、例えばホテルやレストラン、資料館などに活用できれば、さまざまな観光の対象になるのではないかと思います。
 
・近代化遺産の活用と登録文化財や指定文化財について  
 
岡部信一郎
 桐生市には近代化遺産、登録文化財となっているのが今19件あります。本会議でも答弁ありましたが、三つでしたか、新たにということでありまして、名実ともに群馬県では登録文化財の数というのはナンバーワンにこれでなるわけであります。指定文化財も有形、無形、国、県、市の指定を問わず88件あるわけであります。こういった中でたくさんあるわけですが、観光の拠点としては十分にこういった素材が料理で言えばまだまだ調理されていないと思います。近代化遺産拠点都市の概念にもあるように、都市計画を文化財の観点から見直すとあります。つまり文化財の保護、活用行政の姿勢が都市計画、観光事業構築のベースになるのではないかと思います。積極的な攻めのまちづくり、保護、活用戦略があってしかるべきと思いますが、なかなかその辺が見えてこないのも現実ではないかと思います。非常に予算の少ない中、当局は当局なりに御努力はしているのわかるのですが、なかなか形になって見えてこない、情報として出てこないというところがあります。そういったことについて再度文化財、近代化遺産の活用についてお伺いしたいと思います。
  
〇教育管理部長 
  桐生市には、のこぎり屋根工場を中心とした数多くの近代化遺産が存在しており、平成2年に実施した群馬県近代化遺産総合調査では県内で最も多く確認されています。市有施設となっている明治館、絹撚記念館、有鄰館などは多くの方々に御利用いただき、近代化遺産と言われる文化財の有効利用を実践しているところであります。しかし、個人所有の建造物等については所有者の諸事情もあり、保存、活用について推進していますが、難しい現状にあるのも事実であります。今年度は、所有者の方々の御理解と御協力をいただき、登録文化財へ2か所4件の登録を推薦いたしました。3月18日の国の文化審議会文化財分科会において、登録有形文化財に登録するよう文部科学大臣に答申されました。今後官報告示され、正式に決定されます。今回の登録の件については桐生市のホームページにも掲載されていますので、御高覧いただければと存じています。今回の登録により本市における登録物件は10か所23件となり、県内一となりました。今後も関係者の御理解や御協力を得たものについては登録文化財へ推薦し、近代化遺産拠点都市を宣言したまちとして、さらにその保存、活用を進めたいと考えており
ます。
 
・観光資源としての桐生の自然について
 
岡部信一郎
 観光の資源ということでありますが、先ほどもお話ありましたが、桐生は自然がすばらしいと言われますが、山と川が非常に自然がすばらしいと言われますが、全国どこへ行っても山と川、日本の場合はほとんどの地域で山と川、自然が豊かだというのはたくさんあるわけですが、では果たして桐生市の自然というのは一体どういうところか。自然、自然といいますが、その核といいますか、情報発信として出すところはどういうところかと。桐生の自然ということを一言で言うと、何なのだろうかということをまずお伺いしたいと思います。
 
・産業観光について
 
岡部信一郎
 それから、観光の核ということで産業観光についてであります。産業観光というのは、産業活動そのものやその歴史を観光という視点でとらえるということであります。日ごろ利用している商品や製品をつくる施設、そしてその生産工程の見学や体験をしたり、その歴史を学ぶことにより物づくりを通して人間を築き上げてきた産業文化への感謝や共感をともに味わうことと定義されています。特徴として人の知的好奇心の満足、受動的な満足ではなくて体験できる喜び、短時間で安価に気楽に観光を楽しむことができるということ、消費の楽しみや実益があるということ、あるいは季節や天候の影響を受けにくいなどといった利点があります。ファッションタウンの構想の中でも、今ファッションタウン桐生推進協議会でもそういった中で幾つか事業をやっていると思いますが、特に桐生市は織物産業の発展、推移の中で歴史、現在でもそういったものになり得る要素はたくさん内包していると思いますが、産業を観光の基本とする考え方についてお伺いしたいと思います。
  
観光資源の調査について
 
岡部信一郎
 そして、いろいろ観光をテーマにということで考えていきますと、渡良瀬川周辺にしても産業、桐生地域にしても観光資源となり得るものはたくさんあるわけですが、そういった調査はどの程度行っているのだろうかということをお尋ねしたいと思います。紹介程度のものはファッションタウン桐生推進協議会や観光協会でやっていると思いますが、掘り下げた資源の調査はやっているのでしょうか。あるとすれば観光戦略をやっていく上で大事なことでありますので、その辺についてお伺いしたいと思います。
 
〇経済部長
 北関東高速道の開通に合わせた観光戦略についての産業観光の部分について御答弁を申し上げます。現在観光案内をしています織物体験、のこぎり屋根工場見学、桐生和紙、桐生うどん、有鄰館、一店一作家運動などは本市の産業観光ととらえていますが、こうしたまちの産業資源を目当ての観光客も年々増加傾向にあり、特に織物体験や工場見学では社会科見学での来桐も多く見受けられるところとなっています。北関東高速道の開通により東京方面からの交通の利便性が一段と高まることから、開通後は多くの観光客の通過が予測されますので、さらに本市産業観光の振興をメインに観光エージェントをはじめ、あらゆるメディアを通じてのPRに努める中、観光客の市内導入に向け、努力したいと考えています。
 また、観光資源としての桐生の自然についてですが、本市は三方を山に囲まれ、市内には渡良瀬川、桐生川の2本の河川を配する地形から他市に類を見ない山紫水明のまちであり、桐生川源流林などの豊かな森と清らかな清流も本市の貴重な自然観光資源となっています。また、その他の自然系観光資源といたしましては、他に類を見ないナルカミスミレをはじめカッコソウ、カタクリなど貴重な動植物も数多く存在することから、ハイキングコースの御案内とともにPRに努めているところです。
 次に、観光資源の調査について御答弁を申し上げます。観光資源の調査については、平成8年に桐生商工会議所がまとめました桐生市のファッションタウン資源調査報告書、題名は「きりゅう再掘」ですが、その中では自然編、人物編、催事編、文化編、産業編、史跡編、建物編、公園編の8部門で80項目が調査されています。このような既存のデータを活用する中、また日々報道される関係情報の収集にも努める中で観光資源の活用、PRに努めているところです。
 
岡部信一郎
 観光についていろいろお話があったのですが、それぞれそれなりの御答弁をいただいたわけですが、一番観光でも、どこのまちでも観光、観光と言っているわけでありまして、本当に人を呼ぶというのは素材そのものが例えば日本レベルであるかということで全国から呼べるわけで、世界レベルであれば世界から呼べるというふうではないかと思います。そして、その事物が一流であるかということも大事な要素でありますが、桐生の中には非常にそういった全国的にもすごいものもたくさんあるのですが、何か一緒くたになっているような気がいたしますのです。そういった中でそういった素材をプロデュースしていく力といいますか、プロデューサーといいますか、プロデュースの仕方というのが非常に大事なのではないかと思います。そういったことで、どこがプロデュースをする核になるのかというの、それぞれ観光協会だとか、ファッションタウン桐生推進協議会だとか、行政だとかというのですが、その辺をもうちょっとはっきり具体的に戦略を練るために明確にしていかないと、せっかくいい素材がなかなか日の目を見ないということにもなろうかと思いますので、その辺についてはいかがでしょうか。
  あとは、そういった近代化遺産を観光資源としてとらえて、自治体、企業と市民が一体となって考えていくというのが市長さん会長の全国近代化遺産活用連絡協議会の趣旨であろうかと思いますので、そういったことも踏まえながら、より目的を明確にして具体的に進めていかないと、どこでもどこのまちでもそういったことをやっていますから、せっかくいいものがあっても非常にもったいない結果となってくるのではないかと思います。
登録文化財も県内一となったことで、普通に考えると、これから近代化遺産を観光というか、結びつけるとなると、登録文化財になったところが核になると考えるのがストレートな考え方ではないかと思います。そういった中でプロデュースをどのようしていくのかということで、お答えがあればお願いしたいと思います。  
 
岡部信一郎
 自然についてですが、今森の話がありましたが、やはり桐生は森と、植物図鑑を見ると鳴神山ですとか、根本山という名前がいっぱい出てくるのですが、非常に桐生は植物の種類が豊富だと言われているまちであるということを聞いたことがあります。豊富だということは植生も豊かなので、森も豊かだと、水も清いと言えると思いますので、そのもとの部分をしっかり情報発信していただければと思います。フィトンチッドというのがあります。フィトンチッドという木が出す物質ですが、森林浴です。森林浴というのは、桐生出身の当時共立女子大学だったかな、ちょっと名前は定かでありませんが、神山恵三先生が提唱なされたのが森林浴で、桐生の方であります。そういったこともありますので、ぜひ森、森林浴という、そういった一つターゲットを決めて情報発信をお願いできればと思います。
 
〇経済部長 
 桐生市の観光を行っていく中でどこが核になるのかということですが、議員さんお話しのとおり日本レベル、世界レベルの一つだけでそういった誘客、お客を呼べる施設があれば、そちらの担当するところが核になってやればいいのでしょうが、いろいろ今お話のあるとおり文化財から始まって産業観光施設としての施設、それから自然とか、桐生市の場合はそういったいろいろな施設を融合する中で誘客するというような特徴があるのではないかと思います。そういった中では市民、行政、そしてまた観光協会等が連携して、一体となって誘客していく方法がいいのではないかというようなことで、今までそういった連携を中心に観光活動をしているところです。
  それから、森林浴等の関係ございましたが、現在桐生市の70%以上が森林というようなことです。また、これで広域合併することによって、なお一層森林の位置づけというものが大変大きくなると思います。そういった中で国の方でもそういった健康的な活用をして、森林資源を生かそうというような動きも今最近盛んに発せられるようになってきました。そういった意味で今後はそういった森林浴、そういった施設を活用して市民、また集客能力があるようなですが、そういった健康面での活用を十分視野に入れて、そういった森林の活用に努めるような研究も進めていきたいと思います。
 
岡部信一郎
 いろいろ観光のことなんかお聞きしても、やはり行政というのは縦割りと言われますが、縦割りでは「観光の戦略」というのはできないと思います。
 縦割りを除去してやっていくということになると、やはりプロデューサーというか、その役割というのが大事になるのだと思います。水道事業管理者の話がいろいろ議論になりましたが、水道だってプロデューサーといいますか、縦割りの中でやはり一人核になって、うまく全体的ないいところをとっていく、観光行政でもいろんな要素をまとめていくという、そのトップというのですか、プロデューサー機能をどこが持つかというのは非常に大事なことではないかと思いますので、その辺また研究をなさっていただければと思います。 いろいろ登録文化財は民間が多くなっていきますが、そういった文化財を維持していったりするシステムといいますか、そういうものは行政がつくるのですが、活用するというのはなかなか行政のスタイルではできないのではないかと思います。活用するのは要するに市民レベルで、民間でやっぱりいっていった方が非常に世の中のニーズに合ったものができると思いますので、行政の頭で活用は考えないで、活用は民間の頭で考えると、行政は活用しやすいようにシステムをつくるという、そういったことでうまく持っていっていただきたいと思います。高速道路ができて、入り込み客が桐生に多くなったような結果を望んでいます。よろしくお願いしたいと思います。
  
近隣都市とのバス事業の連携について
岡部信一郎
 公共交通についてでありますが、バス事業についてあります。桐生は、おりひめバスの事業をやっていますが、近隣の都市との連携というのは、民間ベースでは経済的な要するにビジネスの部分で何も言わなくたって交流が進んで、どっちからどっちへ行くと言えば車をすぐ走らせたり、これ必然性でやっていますが、これから都市間の連携というと、行政サービスの連携というのも大きな問題になってくると思いますが、桐生広域にとどまらず両毛都市、例えば太田とか足利、そういったところとの連携も大事なことと思います。そういった中で近隣都市とのバスの連携、バスの連携というとおりひめバスが行くということもありますが、そういったこととはまた別にバスの相互乗り入れといいますか、そういったことについて当局はどのようにお考えになっているのかお伺いしたいと思います。
 
○市民部長(柴野幸雄) 
 現在おりひめバスは、8路線のうち川内広沢線と梅田境野線の2路線においてサンロイヤル広沢入口バス停と一本木会館バス停の2か所は太田市の路線バスと同じバス停を使用していますが、時刻表の調整は図られていないのが現状であります。バス交通に関しましては、民間事業者のほとんどが採算性の問題からバス事業から撤退されたことにより現在では自治体が事業主体となり、住民の日常生活を支える公共交通機関の確保を図るために廃止代替バスを運行をしています。各市町村での運行状況は、広域路線として整備された一部の路線以外は、本市のおりひめバスと同様に限られた財源の中で住民のニーズを取り入れながら、それぞれの地域の中で運行する路線として整備されてきたところです。このようなことから近隣自治体間のバス路線の接続については輸送能力、利用者ニーズ、費用対効果、鉄道網などを考慮し、近隣自治体との調整が必要でありますが、本市においては新里村、黒保根村との合併を含めた検討を進めていきたいと考えています。また、おりひめバスを利用した本市の観光名所などへの交通案内については、現在経済部と桐生観光協会で共同作成しています観光マップに最寄りのバス停が一部盛り込まれたものもありますが、今後この観光マップを改定する際にはバスの案内をよりわかりやすいよう工夫するなどし、掲載したいと考えています。
 
岡部信一郎
 バス事業のことなのですが、バス事業は例えば太田との行き来を考えてみますと、東武線があってできるわけですが、私は人が少なくなりましたが、町中に住んでいるわけで、町中というのは新桐生駅とは遠いわけであります。そういったことで昔はバスがあったり、足利からもそうですが、あったわけですが、そういった中でやはり軌道鉄道とは別にバスの交通の行き交いというのも何らかの形で、私は相互乗り入れだったらすぐできるのかと思いますが、そういったことについてやはりやっておくべきではないかと思います。学校も、高校もこれからバリアフリーになっていきますから、太田の子供たちも桐生に来たり、逆のこともあったりするわけですから、そういった意味での交通インフラづくりというのも大事だと思います。そういったことは大事な問題ですので、トップレベルで話してもいいような話ではないかと思いますので、ぜひお進めいただければありがたいと思います。
 
〇市民部長(柴野幸雄) 
 これから新里村、黒保根村との合併を含めた協議を進めていかなければならない段階ですので、議員の提案も盛り込んだ中で検討を進めたいと考えています。
 
東武線について
 
岡部信一郎
 東武線についてであります。言うまでもなく、東武線は東京と桐生を結ぶ一つの大きな桐生市にとって大動脈でありますが、最近いろいろ、これ確認をとったわけではないですが、「りょうもう号」が減ってしまう可能性もあるよとか、もうちょっと速くならないかねとか、もっと便を増やしたらとかと、要望とかいろいろ聞くわけですが、東武線の現況と将来について当局はどのように行動しているのか、あるいは把握をしているのかお伺いしたいと思います。
 
〇企画部長 
 東武線は、首都圏とを最短で結ぶ重要な路線と位置づけています。平成11年には急行「りょうもう号」の特急化によりまして最大18分の時間短縮、そして昨年は新桐生駅構内でのパーク・アンド・ライドの実施、またこの3月からは6両編成のうち禁煙車両を5両にするなど乗客の利便性や快適性の向上に努力いただいているところであります。しかしながら、他の鉄道と同様乗客数は年々減少しており、両毛地域東武鉄道沿線開発推進協議会といたしましても各駅の携帯用の時刻表の作成や首都圏からの誘客促進を利用目的とするイベントの開催及びPR事業を実施し、一体となって乗客数の増加に努めているところであります。
 
自転車通学の実態調査について
 
岡部信一郎
 通学には、先ほどわた渓の話もしましたが、公共交通だけでは補えないのが地方都市の宿命であると思います。
 特に車を持たない、駅にも遠い、そういった学校もあるわけでありますので、車を持たない中学、特に高校生にとっては、自転車通学は必要なものであると思います。
 そこで、安全性、通学時の例えば小さい幼稚園の子供と自転車がクロスしてしまったりというような事故があったり、道の整備が十分でなかったりと、いろいろあるわけですが、自転車通学についての状況の実態はどのようにつかんでいるのかお伺いします。
そして、そういった自転車通学についての実態調査をしてはどうかと思うのですが、実態調査したことがあるのかどうかということもあわせてお伺いをします。
 
〇教育管理部長
 現在危険と思われる通学箇所については、登校時の児童生徒の安全指導のため、保護者や交通指導員が旗振りの立哨指導を継続的に行っています。また、桐生市内小学校、中学校、養護学校から交通指導を含む安全指導の取り組みについてのマニュアルを毎年提出していただいています。幼稚園においては劇や紙芝居を、小学校の低学年においては道路や交差点での歩行について、また中高学年は自転車の乗り方や点検についてなど交通に関するルールやマナー等の指導を警察署員や交通安全ヘルパー、各地区の交通指導員がすべての学校、園で実践を交えて指導を行っています。
自転車通学の把握でありますが、市内中学校においては半数の中学校が学校独自の距離数で申請のあった生徒に対して学校長が許可をしています。また、商業高等学校におきましては生徒が鑑札を自転車に取りつけることで学校長が許可しています。今後は幼稚園、小学校、中学校、高等学校、養護学校を交えた中で交通安全教育の徹底を図るとともに、総合的な安全対策実施調査をも念頭に置きながら関係団体等と協議し、検討したいと思います。
 
岡部信一郎
自転車のことですが、いろんなところで交通の方ですとかPTAでも私も立ったことがありますが、教育委員会として例えば朝のラッシュのときとか、そういうときに実際に自分の目で立ってみたことがあるのかどうかということをまずお聞きしたいと思います。
 
〇教育管理部長 
 自転車通学の指導の関係ですが、学校現場においては交通安全運動期間ですとか、そういうときに交差点等に立って、また学校付近等に立って生徒さんの指導をされている、また父兄の方もそのようにやっていらっしゃる、そういうはずです。