平成15年桐生市議会第4回定例会
平成15年12月18日(木)       
 
地域産業の現況と課題 
・桐生地域の産業の現況と課題について
・地域産業の今後について
・地域文化の商品化について
歴史・文化の保護、継承
地域の伝統文化の保護継承について
歴史、偉業の再検証、顕彰 について
                                 
公共交通について    
・おりひめバスについて
・東武線について
合併問題について    
・合併について            
 
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・桐生地域の産業の現況と課題について
 
 岡部信一郎
 −−−今話題はイラクの問題ですが、世界的に問題ですが、イラクの問題というのをよく考えてみると、基本的なものというのは経済問題、エネルギー問題というのがベースにあると思います。そんな意味において、産業についてお尋ねをしたいと思います。戦後の日本というのは、御承知のように繊維、あるいは家電、コンピュータなどを輸出して世界第2位の経済大国に発展をしてきたわけです。しかし、これらの工業製品は低コスト化に成功した中国やアジア諸国が日本にかわり、今は生産、輸出をしているという状態になっています。そういった影響が全国各地に出てきていますが、比較的早く影響の出た繊維、あるいは機械金属、またそういったこととは別に桐生の周辺を見ますと太田の大型商業集積のオープンの影響等、いろいろ桐生の商工業を取り巻く環境というのは余りいい状態にはないと言えるのかもしれません。まさに桐生市周辺においても日本の縮図であると考えています。そこで、当局にお尋ねいたしますが、桐生市周辺地域の工業、商業の現況というのはどのようにとらえているのか、そしてまた今の課題は何かということについて御見解をお願いしたいと思います。
 
〇経済部長(長尾昌明) 
 桐生地域の産業の現況と課題についてですが、日本経済は株価回復や企業業績の改善に転じつつあるようですが、残念ながら中小零細企業が多くを占める本市においてはまだまだ厳しい経済状況が続いています。こうした状況下で本市の工業、商業の現況を申し上げますと、工業統計による平成14年の本市の事業所数及び製造品出荷額では、事業所が610事業所で平成11年に比べ169事業所が減少、製造品出荷額では2,971億円で、11年に比べ521億円の減少、また商業統計による平成14年の本市の事業所数及び年間商品販売額では、事業所数が1,919事業所で平成11年に比べ207事業所の減少、年間商品販売額では1,726億円で平成11年に比べ480億円の減少となっており、特に物づくりのまち桐生を支えます産業の活性化が必要であると考えています。そういった中で、地域産業の振興の課題といたしましては、特に機械金属関連産業については下請からの脱却を図ることや、桐生あるいは個々企業ならではのブランドづくりや技術開発など、他企業との差別化を図ることが必要であり、群馬大学工学部を核に本市が推進いたします産、学、官との連携強化を積極的に進め、ベンチャー企業の育成や新産業、新製品創出に努めるよう支援しているところです。また、繊維産業につきましても国内需要の低迷、中国等からの安価な輸入品のシェアの拡大によりまして国内生産は低迷し、非常に厳しい状況にあります。しかしながら、市内中小繊維業者は国際的にも非常にすぐれた技術力を持っておるにもかかわらず、これまでみずからがリスクを負って商品企画、販売することがなく、加工収入等に依存してきた結果、大幅な受注減となり、苦境に立ってきた面もあります。これらを打開するため、生産者がみずからマーケティングと商品企画を行い、自立化に向けた取り組みが必要であり、国で推奨しています中小繊維製造事業者自立事業などの活用や新たな素材、製品づくりの支援に努めているところです。
 
岡部信一郎
−−−−いろいろ産業についてありましたが、今下請関係も下請ではなくて、自動車関係は今景気がいいと思うのですが、もっと細かいこと、アセンブリーではなくてメインモデルというような、中枢の部分をつくるようなスタイルにシフトを各企業していると思うのです。研究開発というのですか、今後の地場産業を考えていったらやはり行政も、例えば研究開発都市にするのですとか、明確なビジョンを訴えて戦略を打っていかないと民間もなかなかついてきにくいという部分があるので、地域産業の今後についてひとつテーマをもっと絞ったらいいのと思うのですが、最後に御見解があったらお願いしたいと思います。
 
〇経済部長(長尾昌明) 
テーマを絞ってということで、各企業ともこういった行政以上にそういう厳しさを承知をしておるところで、そういった研究開発に業界自体が取り組んでいるのだと思いますが、今後ともそういった要望も踏まえながら行政でできる支援に努めていきたいと考えています。
 
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・地域文化の商品化について
岡部信一郎
−−−産業ということですが、地域文化の商品化ということについてです。これは、文化を産業としてとらえようという一つの考え方に基づいていますが、先ほど産業のことで低コスト化ということを言いましたが、生産拠点の世界化で、日本にしかできない製品ではない商品があるので、これは世界化してしまうわけですが、私たちも含めて人は生活必需品には安いというのをテーマにして物を買ったりしますが、最近の傾向では癒しや見ばえには比較的お金を惜しまないような傾向があります。言ってみれば付加価値の高いというのはこういうところにあると思いますが、先ほど申し上げたように低価格化ではない商品、これは何かというと理由は簡単でありまして、どこでつくっても同じものではなくて、国で言えばその国でしかつくれないものをつくればそういったものには巻き込まれないということです。そういった中で、独自商品というと高度技術の非常にハイテクの商品を考えがちですが、これも考えてみるといずれは他の国にシフトする可能性が大きいわけです。それで、考え方として私たちが培ってきた文化こそ主力の製品にならないだろうかということです。日本でしかできない商品づくり、他国のまねできない日本の文化の商品化ということです。以前宮崎駿監督のスタジオジブリの「もののけ姫」でしたっけ、アメリカで非常に受けた。これは、日本らしいことが受けたというお話をしたことありますが、これは国レベルですが、桐生市で考えれば桐生らしさ、桐生の地域文化そのものが非常にほかの地域に勝つ要素を持っていると思います。桐生にはそういった素材がたくさんあるということです。しかしながら、あえて「文化の商品化」とテーマをつけましたが、文化を守っていったり、そういったことはやっているのですが、それをもっと攻めに使うという、商品、製品にするという戦略がもっとはっきりあることによってもう少し桐生のそういったものも光ってくると思います。商品として考えれば、売る仕組みづくり、あるいはニーズの把握と対応、そういったことも必要です。そして、何といっても素材の発掘というのも必要です。地域文化の発掘作業、そういったこともやっていかなければなりません。最近テレビで有鄰館に置いてある「からくり人形芝居」などが随分取り上げられていますが、関係者の御努力で今度新しい舞台も完成すると聞いています。なかなか、まだ残念ながら、観光資源としては、もっともっと、みんなでバックアップをしていかなければ、本当の観光の商品としてやっていける余地が残っていると思います。そんなような観点から地域の文化を商品、素材として発掘、あるいはもっとはっきり売り出すというか、そういったことについてやっていくべきだと思いますが、当局の御見解をお願いしたいと思います。
 
〇経済部長(長尾昌明)
地域文化の商品化についてですが、桐生市は古くから織都桐生として織物の歴史とともに栄えたまちであり、市内には往時の優性を伝える古きよき街並み、のこぎり屋根、織物記念館等、数多くの近代化遺産や貴重な織物資料などの産業遺産が現存しています。また、文化面では1656年に天王祭として始まり、伝統を今に伝える桐生祇園をはじめ、桐生の夏の風物詩として定着した桐生八木節まつり、織物文化の発祥を今に伝える買場紗綾市、冬の風物詩である西宮神社の恵比寿講、復活となりました桐生からくり人形、全国に多くのファンを持つようになっている大川美術館等、多くの文化遺産等が現存しています。また、他市に類を見ない山紫水明のまちであり、豊かな緑と清らかな清流も貴重な自然観光資源となっており、これら多くの資源を現在は本市の観光客誘致に向けた観光資源としてパンフレット、インターネット等に掲載し、広くPRに努めているところです。このほかにも随時観光情報誌への情報提供を行うとともに、群馬県東京事務所を中心として開催していますほのぼの群馬観光情報交換会に参加し、主要観光情報誌の編集長並びに編集局員に対して桐生の観光資源を積極的にPRをしているところです。御指摘の観光の商品化といった視点も踏まえて今後とも積極的な売り込みに取り組んでいきたいと考えます。
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・地域の伝統文化の保護継承について
・歴史、偉業の再検証、顕彰 について
 
岡部信一郎
−−− 経済関係ですが、文化のことで二つ続くのですが、実際余り仕切りはしたくないのですが、仕切りが入ってしまっているのですが、先日10月ですか、広沢の加茂神社のお祭りに行ってきまして、太々神楽を見させていただきました。これは、大変すばらしいものです。本当に桐生に伝統が残っているなということを感じさせていただきました。そして、川内の白滝神社の神楽、これは恵比寿講のときにやっておるのを見たのですが、これも大変すばらしいものです。桐生にはかつてたくさんの神楽があったと聞いていますが、現在は私の知るところではこの二つだと思います。いろんな関係者のお話を聞いてみますと、伝統文化を守っていくための課題というのは何かというと後継者の育成が一番大変だというようなお話を聞きました。お金ということもあるのですが、後継者の育成が大変だということをお聞きしました。神楽に限らず、この何十年間の間になくなってしまった伝統的なものというのは結構あるような気がいたします。そういった意味で伝統文化の継承、後継者の育成システムというのが大切ではないかと思います。継続していくための土壌づくり、援助も行政として地域らしさ、あるいは先ほど述べた文化を商品化にするという一つの考え方もありますが、将来の個性的産業基盤づくりのためにも必要なことと思いますが、そういった伝統文化の保護、継承についての当局の御見解をお願いしたいと思います。
  それから、関連して、伝統文化というとやはり歴史、文化、先人の偉業というのがあります。桐生は、非常に全国に誇れるいろんな先人たち、歴史、文化があるわけですが、なかなかこういった先人の偉業、歴史、文化について知っているようで知らないということがいろいろ言われています。昨年、また今年も出るわけですが、桐生の人物事典という本が発刊、教育委員会の方で出されましたが、読ませていただいて、私の知らないことばかりで、本当に桐生には桐生をつくってきたすばらしい方がいるなということで、そういったことを取り上げたこの本に非常に感銘をいたしました。関係者の執筆した方々の御努力がにじみ出ているような気がいたします。どんどん、どんどんこれは活用していっていただきたいと思います。また、先日史談会だと思うのですが、史談会の勉強会がありまして、ちょっと聞いた話ですが、桐生大炊助という桐生一の御祖先がいますが、それが佐野から来たわけですが、佐野大炊助というような、佐野大炊助さんが何人も命名していたというようなことですとか、長沢古文書というのがありますが、長沢仁右衛門さ
んという人が杉田玄白の「解体新書」など非常に当時としては高価な本を自費で買って、それを周辺の人に貸し出していたとか、そういったことによって人材を育成して自分の商売にも結びつけていたというような、今まで知らなかったようなお話をお聞きしました。今いろいろな意味で古文書を解読したり、桐生の埋もれているそういった歴史、文化、資源を開拓している方々がたくさんおるわけですが、知っているようで史実の再発見もどんどん、どんどんあるということは、もっともっと私たちの知らないことがたくさん桐生にはあるような気がいたします。まず、そういったことを再認識、再発見していくことが大事だと思いますが、それにつけては資料の収集や分析、そして啓蒙などの、本当にこれは地道な作業が必要だと思います。そういったことについて、現況ととらえ方について当局の御見解をお願いしたいと思います。
 
〇教育管理部長(河合正夫) 
  地域に伝わります伝統文化について、平成13年度から平成15年度にかけて実施されていますふるさと文化再興事業は、群馬県の拠点地域として7団体が該当し、全額援助となっています。団体としては、からくり人形芝居、祇園祭行事、祇園祭ばやし等があるわけです。さらに、財団法人伝統文化活性化国民協会の伝統文化活動支援事業としての加茂神社御篝神事、桐生木遣等がございました。これらの事業は、用具の整備等のみを目的としたものではなく、伝統文化を後世に伝えていくために団体の活動等を生かした後継者の養成等も含めた支援事業となっています。ふるさと文化再興事業については、本年度で事業が終了し、今後支援事業の成果があらわれてくるものと考えています。また、伝統文化活性化国民協会によります支援事業は単年度ではすが、伝統文化を継承していくには効果的な支援事業であったと考えています。今後におきましてもこのような支援事業等を活用する中で地域の伝統文化の保護、育成に積極的に取り組んでいきたいと考えます。。
 
〇教育指導部長(伊藤和夫) 
岡部議員さんの御指摘のとおり、桐生人物史である「明日へ伝えたい桐生の人と心」の上巻は既に発刊され、各分野において多くの足跡を残した先人の活躍がわかりやすく、親しみやすく表現されているとの感想が寄せられるなど大変好評です。各学校でも子供たちが熱心に読んでいるという報告を得ています。下巻については、本年度末に発刊をする予定です。
 次に、古文書の対応についてですが、古文書は歴史を検証する上で大切なものであり、図書館では今までも長沢家、書上家、吉田家、村岡家等、古文書約1万点を整理し、市民の利用に供しています。市内にはまだまだ古文書類を含めた歴史資料があると思われますので、その情報提供や資料の発掘に努力したいと思っています。
 
岡部信一郎
−−−−先ほど伝統文化の保存につきまして御答弁ありましたが、例えば今加茂神社の御篝神事のお話がありましたが、2月の3日にあるのですが、考えてみますと2月の3日は節分で、日本人にとっては、今クリスマスも盛んですが、考えてみれば節分という方がすごく意味があるわけですが、自分を振り返ってみて御自分でうちで豆まきをしている方ってどのくらいいると思うと、手を挙げてもらうと意外と少ないような気がいたします。御篝神事というのは節分行事、節分のときにやるのですが、そういった意味において伝統文化の保存というのは自分たちがそういうことを大事にする、まずはそういうときに行ってみるというのですか、参加してみる、そういう行事をやってみるということはだれでもできることだと思いますので、どこかへ行かないでいろんな地域の風習、お焚上げだとかいろいろありますが、そういうことに参加することによって大人の姿を見て子供たちはそういったものを大事にしていくのと思いますので、私たち大人が率先して伝統行事に参加をすることが一番大事だと思いますので、ぜひ皆さんそういうふうにしていただけるとありがたい
と思います。
  それと、観光のことなのですが、今桐生もうどんのまちというのでやっていますが、讃岐うどんとよく比較をするのですが、讃岐うどんというのは讃岐うどんがあってうどんではなくて、金比羅様があるから讃岐うどんだと思うのです。そういう意味で、コアがあって食べ物がついてくるという部分があるので、そういった意味ではすごくリンクをしていると思うのです。この間「プロジェクトX」で湯布院の町づくりについての紹介がありましたが、湯布院というのは自然があるだけなのですが、その自然を最大に生かすというのですか、ある資源を徹底的に生かし切るという、情報を出すということが大事だと思いますので、桐生の場合どうしてもいろいろ情報が分散しているような気がいたしますので、うどんもそうですが、もう少し厚みを出すというのですか、本当にえげつない言葉で言えば商品にするという、本当にそういう思い入れというのですか、そういう戦略が大事だと思うので、片手間では観光産業というのは、ほかのまちもみんなやっていますから、ほかのまちに打ち勝つと言ってはおかしいですが、よりも上にいくことはできないと思いますので、ぜひそういったことも御検討していただけるとありがたいと思います。
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・おりひめバスについて
岡部信一郎
−−−− 次に公共交通についてですが、先日両毛五市の若手議員の懇談会がありまして、私は公共交通というところで両毛五市の皆さんと意見交換をしたのですが、バス事業についてお話をしました。路線バスが立ち行かなくなったので、代替バスとして自治体が行っている、桐生はおりひめバスですが、各地にあるわけです。佐野市さんだけはまだ検討中ということでないそうですが、足利は3台、3路線、18往復ですから、36便ということだと思いますが、館林さんは1市4町で運行して10台、8路線、130本、太田市は市内公共バスが7本、7路線、26系統、40本程度でしょうか、運行が。あと太田の場合には広域を回っているバスが3台、3路線、10系統、19本あります。太田は、軌道交通は東武しかありませんから広範囲にあるということだと思います。桐生市は、12台8路線、76.5便となっています。桐生市もおりひめバスについてはほかのまちと比べると非常にいいサービスを行っているというようなことは認識できたわけです。しかし、話題はほとんど赤字で、問題点というのは乗車率のアップ、あるいは利便性の向上などをしていくことが必要だというお話が出ました。幾つかその中でお話が出たことを私の質問としてさせていただきますと、いろいろ代替バスをやっている中で、前にも言いましたが、観光路線コース、観光地が両毛五市というのはありますので、観光路線コースを取り入れたらいいのということも出ました。外からの人にも優しく受け入れるよという、そういう意味でもありますが、特に桐生などそういった観光スポットが分散しているので、必要かと思いますが、いかがでしょうか。そして、またもっと軌道交通、桐生の場合はJR、上電、わた渓、東武、それと連携を密に、時間割りを密にやって通学、通勤の利便性もっと上げたらどうかということについてはいかがでしょうか。そして、3番目は広域路線の整備をしていったらどうかということです。桐生広域内ということもそうなのですが、もっと広げて両毛都市間でそういったバスをリンクしたらどうかというお話も随分出ました。これについては、将来的には両毛都市圏、両毛政令都市をつくろうなんていう話も出て、そういったことを目指して公共交通を今からリンクをしていったらどうだという話も出ました。それについての御見解をお願いできればと思います。そういった中で、空で走っている部分も結構いろんな都市でもあるということで、ニーズを分析して、顧客ニーズをもっとよく調べて大胆なダイヤ編成、あるいは集中する時間帯と必要でない時間帯をもう少しやりくりをしてバスの運行を考えたらいいかということが出ました。こういったニーズ分析をしていったらどうかということですが、御見解をお願いしたいと思います。
 
〇市民部長(柴野幸雄) 
  まず初めに、今までのおりひめバスの概念を変えて観光路線を設定してみてはどうかということですが、おりひめバスは廃止された東武バスにかわって平成4年12月から国、県の補助を受け、路線バスとして運行を開始し、その後平成8年4月1日に施行された群馬県市町村乗り合いバス補助金交付要綱の規定に基づき、現行の8路線すべて県の補助対象となる路線指定を受けているところです。この路線指定については、日常生活に必要な交通手段と認められる路線であるという制約があり、観光路線とは趣を別にしているものがあります。このため、現時点においては観光路線を目的とした運行は難しいものと考えられますが、今後は現行の8路線の運行経路と観光マップとのリンクへの検討や工夫もしていきたいと考えます。。
  次に、鉄道への乗り継ぎを重視した通学路線については、現在の運行ダイヤは公共交通機関相互の利用促進を図る観点から、利用者の多い桐生駅や新桐生駅におきましては朝夕の通勤、通学の時間帯を中心として可能な限り鉄道ダイヤと調整し、編成しています。今後もバスの利便性の向上を図るため、ダイヤの改正時には鉄道ダイヤに十分配慮した運行ダイヤとするよう努めたいと考えているところです。
  続きまして、両毛地域間を結ぶ広域路線についてですが、自家用車の普及向上に伴い、道路網の整備が図られ車による高速移動も可能となったことから、鉄道、バスなどの公共交通機関の利用者は年々減少傾向にあります。このような状況の中で広域路線を設けることは、経営をはじめ公共交通機関の利用形態などについて十分な調査や検討を尽くす必要があるため、今後も両毛地域の協議会などの中で将来的な課題として検討が必要であると思っています。
  最後に、利用者ニーズに合った大胆なダイヤ編成を行ってみてはどうかという点ですが、おりひめバスは平成4年12月の運行開始以来、各バス対策協議会や市民の皆様からの意見、要望など、各地域のニーズを反映した利便性の高いダイヤとしながら8路線を整備してまいりました。しかし、最近では現行の運行形態が複雑化したことなどにより、多様化する地域のニーズを十分に反映したダイヤとすることが大変難しくなってきています。また、現下の本市の厳しい財政状況等を考えると、おりひめバスを将来にわたって維持していくためには合理性や効率性などの運行を検討することも必要であると考えていますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。
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・東武線について
岡部信一郎
−−− 公共交通というともう一つ、東武線ですが、東武線は桐生市民の首都圏への足として重要な路線ですが、伊勢崎線の利便性の向上というのがやはりもっともっとあるといいなと思っていますが、最近東武線の将来について東武鉄道とどんなお話をしているのかということ、どういうふうにコンセンサスづくりをしているのかということをひとつお伺いしたいと思います。
  次に、売店の問題ですが、駅に売店がないということで私も何回か一般質問させていただいていますが、いまだ外も表もできていないという状態です。やはり何とか利便性をということでもあります。駅は、まちの顔でもありますので、東武駅に、新桐生駅に売店をと思いますが、売店問題についてはいかがかということをお聞きしたいと思います。
  そして、最後になりましたが、合併問題についてです。合併問題は、いろんな方が御質問しましたので、ほとんど同じようなことと思いますのですが、まず市町村合併について国や県の流れというのですか、1年前とはちょっと違ってきていると思うのですが、そういった国や県の流れ、変化を当局はどのようにとらえているのかということについてお伺いしたいと思います。
 
〇企画部長(藤橋俊典) 
  本市にとって、東武線は首都圏を最短で結ぶ重要な路線と位置づけています。12月5日には沿線の19市町で構成しています東武鉄道複線化促進期成同盟会におきまして、東武鉄道に対する要望活動を実施したばかりです。本市といたしましても、さらなる輸送力の増強やスピードアップ化を要望し、今後も利用者の利便性の向上に向け、努力をいたしたいと考えています。
 
〇経済部長(長尾昌明)
  東武線にかかわります東武新桐生駅の売店についてですが、平成12年7月に旧売店は廃業となり、それにかわるものがないということでその再開が懸案となっています。駅の利便性の向上や活性化を図るということから、東武鉄道としての活用や民間による活用を含めた継続した協議を行っていますが、利用についての条件等が難しいこともあり、なかなか活用されていないのが実情です。昨日の情報では、東武鉄道としては来年1月中に利用申し込みがなければ取り壊さざるを得ないとの意向も聞いており、苦慮しているところでもあります。今後とも駅舎内のATMの跡地を売店等として活用できるスペースも考えられますので、継続して検討していきたいと考えます。   
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岡部信一郎
−−−−東武駅の売店については本当に市民の要望というのが大変大きいと思いますので、検討するということではなくて積極的に行政としても働きかけて、東武さんと言ってみれば話をつけていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 
・合併について
 
岡部信一郎
−−−今当局としては2段階合併のワンステップとして桐生広域圏内の合併がまずの目標です。桐生広域圏内の一緒にやろうというスタンスは、これはいろんなシチュエーションにおいても共通の考えで、これはもう全員そういった考えであると思います。そういった基本はとらえていきたいと思いますが、特例法のタイムリミットというのを考えると、やはりいろいろお話が出ましたが、のんびりはしていられないわけです。今後のそういった、桐生広域と合併をするというのもそうですが、それをレールに乗せるという中のタイムスケジュールについて、進め方、目指すところについてをお伺いをしたいと思います。そして、合併を進めていく中でいろいろ連携をして、共通なインフラをつくったりすることというのが非常に大事になってくると思いますが、事務作業でキーになるのは、これはどこと合併してもそうだと思いますが、今コンピュータシステムを使っています。住民基本台帳ですとかもろもろの保険業務ですとかコンピュータでやっていますが、そういったシステムの共有化に伴うシステムづくり、あるいはデータの共有化というものについては、これは十分な時間が必要ではないかと思いますが、そういったことについてはどうなっているのかお伺いしたいと思います。
 
〇企画部長(藤橋俊典)
合併問題についてですが、国、県の施策の状況の変化については、さきに県が示しました市町村合併に伴う事務の共同処理の取り扱い、すなわちこれは先ほど2番議員のところでもお答え申し上げましたが、広域圏事業と合併の関係で廃置分合を行う場合、要するに一部事務組合の財産処分を必要とする場合にはそれぞれ決定基準を定めまして明確に県の県知事が規定しました。構成市町村のすべてが議決を行うと、こういう内容です。それから、もう一点は市町村合併に伴う消防本部の広域再編の推進ということですが、これも平成15年10月30日付で消防庁長官より通知がありまして、市町村合併後も一部事務組合、事務委託等の広域行政制度を活用して広域的な消防本部を設けることが適当であるとの方針が明確に示されたと、こういうことです。こういうことで合併に伴う広域行政等の共同処理事務については一定の見解がそれぞれ示されています。桐生広域圏で行っている共同処理は、住民生活に密着したものばかりでありまして、その処理は効率性とサービス向上を目的としたものであることから、その趣旨を踏まえ、合併に伴う共同処理の取り扱いに関しまして関係市町村とはこれまでにも増して真摯な話し合いをしていきたいと考えます。。また、過日地方制度調査会による今後の地方自治制度のあり方に関する答申からも、現行の合併特例法失効後は合併特例債のような財政的な優遇措置がなくなることが確実な状況でありまして、本市といたしましてもこれまでどおり期限内の合併に向けて取り組んでいきたいと考えます。。また、詳細なスケジュールについては協議会を設置する町村と今後協議をしていきたいと思っていますが、作業的には事務事業の調整をする必要がある、そして新市町村計画の策定をしなければならないと、こういうことです。したがいまして、それらが時間を要するものだと、こういうふうに思っています。もう一方、物理的には電算の一元化というのは必須でありまして、このことは合併期日を設定するための重要な要素でもす。そこら辺を今後十分に詰めていきたいと考えています。
 
〇総務部長(村上俊幸) 
  合併によるコンピュータシステムの統合については、構成する市町村の統合が必要なシステムについての基本方針、統合パターンを決定し、サーバーの違いや使用する業務アプリケーションの違い、記録されているデータ項目、コード体系の統一やコスト面、処理の品質面の検討を行い、その後統合作業を行う必要があります。また、ネットワーク関係につきましてもエリアの設定、業者の選定など、スケジュール的にはかなり厳しい状況ですが、合併当日までに必要な機能、合併後に取り組む機能等の優先順位づけを行うなど作業時間の短縮を図りながら集中的に進めていかなければならないものと、このように考えてす。
 
岡部信一郎
−−−−合併のことですが、国、県の動きがありましたが、合併というのは将来的に国のスキームというのですか、国の枠組み、国を維持していく枠組みというのも変わってくると思うのですが、そういった枠組みの変化に対応できる自治体づくりというのが私は一つのメインテーマだと思っています。そういった意味で行財政のスリム化ということがあるわけですが、現在の自治体のシステムでは立ち行かなくなってしまうということで合併をやっていこうというような流れがありまして、これは言ってみれば自治体の合併です。自治体の合併ですので、合併ができて、ではあしたから市民生活どうなるかというと、急激にそれで変わるということは、そんな短時間で変わるということはないと私は私なりに思っていますが、それでは一番大事なのは何かなといいますと、まちの合併という言葉をつくってしまってはおかしいかもしれない、まちの合併、まちというのはまちづくり、平仮名の「まち」ですので、どういうまちにしようかという、これは住んでいる人の思いです。そういった思いを集約して、どういうまちにしようかという、そういったことを調整しながらまちの合併というのが先行していなくてはいけないというのが私は基本です。それには本当に住んでいる方の意識というのですか、そういったこともこれから大事になってくると思います。どんどん、どんどん国のスキームが変化していくわけですが、こういった変革に積極的に対応できるまちを自主的につくっていくという、こういった市民レベルの意識、そういう力も大変大事になってくると思います。そういったことがあって初めて合併をした市町村が合併をしてもいろんな、ほかも合併してくるわけですから、地域間競争が激しくなってくるわけですので、そういった地域間競争に勝っていくのだと思います。そこで一番大事なのは、自立性というものが大事になってくると思いますので、ぜひ桐生広域圏内の一つの仲間の皆さんと一緒にきちんと進めていっていただきたいと思います。
  そして、桐生広域圏、これは両毛五市でもそうですが、地域問題というのは考えてみると一番のポイントというのは歴史と地理だと思うのです。桐生は、昔はもちろん群馬県ではなくて日光県と言われた時期もあったと聞いています。そういったときにどういうふうな枠組みだったかというと、両毛地域の方まで、足利まで連携があったと私は思いますが、そういった過去の歴史、枠組みというのもありますので、そういった自分たちの培ってきたものを大事にしていくことによっておのずからいい関係が私は出てくると思いますので、そういった血は自分たちが住んでいる地域の人というのはみんな流れていますから、そういったことを大事にしていきたいなと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
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